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ここがポイント!

細菌が入らないように傷口を水で十分に洗い流してから、ガーゼで止血する。


症状と病態 


 犬にかまれた傷は見た目たいしたことがなさそうでも意外に深く、細菌が入りやすい。軽く見える傷でも放置しておくと、あとから傷口が化膿したり、リンパ節が腫れて痛くなったり、高熱を出したりすることがある。また、傷口が深いと破傷風などの感染症にかかる危険性もあるので、大丈夫だと思っても病院でみてもらったほうが安心です。


 噛んだ犬が飼い犬なら狂犬病の心配はまずないと思いますが、念のため飼い主に確認しておくといいでしょう。




応急処置の流れ 


傷口が浅く、出血が少ない場合
@傷口の奥まで石けんと流水でていねいに洗い流します。


Aオキシドールなどの消毒液で傷口を消毒します
(※医師の診察時に傷口の状態が観察できるように、色の濃い消毒液は避け、オキシドールなどの色のついていない透明なものを使うとよい)。


B傷口に清潔な布やガーゼを当てて、早めに病院に行って手当を受けてください。




皮膚がはがれたり、出血が多い場合
@傷口を流水で洗い流して消毒します。


A清潔な布やガーゼなどを当てて圧迫するか、止血帯で強く縛って出血を止めます。


B手をかまれている場合は、心臓より高い位置に手を置きましょう。


C救急車もしくは早めに病院に行って手当を受けてください。




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