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食中毒になったとき
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脱水症状には気をつけて、症状が重症の場合や改善しない場合には、早めに医療機関で診察を受けましょう。 |
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食中毒には、細菌やウィルスがついた食物を口にして感染するものと、毒のあるものを食べて中毒を起こすものがあります。
前者には、近年増加しているO−157やノロウィルス、生レバーを食したことによる腸管出血性大腸菌による中毒も含まれ、また後者ではフグ毒や毒キノコによる中毒が代表的です。魚介類などに「あたる」のも、食中毒であることがほとんどです。
細菌性の食中毒では、いずれも嘔吐・下痢・腹痛・発熱などの症状がみられます。症状そのものが命に関わることは少ないのですが、抵抗力の弱いお年寄りなどは、ひどい脱水状態になったり体力が落ちて死に至る場合があります。
ボツリヌス菌の中毒では、うまく喋れない、呼吸がしづらいなどの神経症状が出て、最悪の場合は死亡することもあります。
キノコやフグによる食中毒では、胃腸炎の症状は伴わず、神経症状が中心となります。特にフグの中毒では死亡例が多く危険なので、無免許では決して調理するべきではありません。
緊急を要する目安としては、
(1)原因食品を口にしてから症状が出るまでの時間が短い
(2)手足の麻痺やしびれ、意識障害がある
(3)血便が出る
(4)患者が高齢者、乳幼児、病中病後で体力が低下している者である
などが挙げられます。これらの場合は、速やかに医療機関を受診してください。
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@吐き気を我慢させずにできるだけ吐かせる。吐いたものはビニール袋などで保存し、受診の際に医師に見せるとよい。
※吐き気止め、下痢止めの薬は飲ませてはいけません。
A激しい下痢・嘔吐で脱水症状を起こすので、こまめに水分を補給する。食べ物は与えない。
B暖かくして安静に休ませる。
ノロウィルスのような感染力の強いウィルス・細菌による中毒の場合は、二次感染を防ぐため、吐瀉物を処理する時には素手で行わず、処理後には薄めた塩素で消毒を行います。
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