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一酸化炭素中毒になったとき
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窓を開ける!外に出る!
とにかく新鮮な空気を吸うことしか助かる方法はない! |
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一酸化炭素を吸いこんでしまうと、血液中のヘモグロビンと吸着してしまうため、本来吸着するべき酸素が吸着できず、全身に酸素を運搬することができなくなり、一酸化炭素中毒となる。
一酸化炭素中毒になると、意識障害や呼びかけに反応がなくなったり、昏睡状態に陥ることがある。
軽いときは頭痛やめまい程度で済みますが、一酸化炭素は無色・無臭なので気づくのが遅れてしまい、気がついたときにはすでに中毒症状を起こして動けなくなっている場合が多い。中毒症状が進むと死に至ることもあります。
換気の悪い部屋でガスストーブが不完全燃焼を起こしたときや、締め切ったガレージの中で車のエンジンをかけたままにした事故が多い。
救出の際には二重事故にならないように注意が必要です。
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応急処置の流れ
@窓ガラスを割ってでも室内に新鮮な空気を入れて換気する。
A室内に入るときは、濡れたタオルやハンカチで口や鼻をおおい、大きく息を吸って息を止めて入り、すぐに窓を開ける。
Bガスの元栓や車のエンジンなどの一酸化炭素の発生源を止める。
C電気のスイッチは入れてはいけない!ちょっとした火花には注意しよう。余裕があればブレーカーを落とす。
D傷病者の衣服をゆるめて風通しのいい場所に寝かせる。
E体温が下がってくるので毛布でくるむなどして保温に気を付ける。
F意識がない場合には人工呼吸を行い、救急車を呼ぶ。
〜一酸化炭素濃度と中毒症状〜
一酸化炭素濃度 |
中毒症状 |
0.04% |
150分〜250分で「後頭痛」がある |
0.16% |
20分でめまいや吐き気がし、2時間で死に至る |
0.32% |
30分で死に至る |
1.28% |
1〜3分で死に至る |
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