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ヘビにかまれたとき
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体内に毒を回らせない処置を。
早期に治療をしなければ死に至る場合も。 |
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毒を持たないヘビは、毒ヘビの特徴である上顎の2本の毒牙がなく、咬まれても複数の小さな咬み傷がつくだけですので、2つの牙の跡がついていれば毒ヘビに咬まれたと判断できます。
日本に現存する毒ヘビは、奄美大島・沖縄のみで見られる「ハブ」と、日本列島全体に分布する「マムシ」「ヤマカガシ」のみです。これらのヘビに咬まれると、強烈な痛みと共にすぐに局部が腫れ始めます。出血毒という、筋肉などの組織を破壊する毒により、咬まれた箇所から損傷が始まっているからです。
毒が体内に回れば、死亡する場合もあります。また、近年では飼育・観賞用に海外から毒ヘビも輸入されているので、咬まれた場合に種類を特定できない怖さがあります。ヘビに咬まれたら、一刻も早く受診して、血清注射を受けるなどの適正な治療が必要となります。
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@慌てて動き回ると毒の回りが早くなるので、安静にする。
A包帯や、身近にあるハンカチ・ネクタイなどを利用し、血液の流れを止める。咬まれた箇所より心臓に近いところを強く縛ります。
B傷口から毒を絞り出す、または口で毒を吸い出す。
C医療機関へ移動する際は、なるべく患者が動かなくて済むよう救急車を呼ぶか、車で移動する。その間、患部を心臓より低い位置にしておく。
ヘビの種類によって血清も異なりますので、咬まれたヘビの特徴を覚えておき、医師に伝えることができると、治療がスムーズです。
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