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やけどしたとき
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まずは充分に冷やすことが重要。
U度以上のやけどは必ず病院へ。 |
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やけどの重症度は、その深さによってT度からV度に分けられます。
T度は皮膚表面(表皮)のみが損傷を受けた状態で、赤みを帯びチリチリと痛みます。表皮の下の真皮にまで損傷が及ぶとU度となり、水ぶくれができて激しく痛みます。化膿しやすくなるので、清潔に保つことが大切です。V度になると、損傷は皮下組織や筋肉にまで及び、壊死を起こし、痛みその他の知覚を失います。この段階では植皮治療が必要となります。
熱湯や炎のように高温でなくても、45℃〜50℃程度の熱源に長時間接していると、低温やけどを起こします。受傷している最中に苦痛を感じにくく、気付かないうちにじわじわと深いところまで熱が伝わるので、重症化しやすく、特に暖房器具などの取り扱いには注意が必要です。
やけどの危険性は日常生活の様々な場面にひそんでいます。U度以上のやけどを広範囲に負うと危険な状態となり、命にも関わる重篤な事態を招くこともあります。日頃から安全に留意し、万が一の時の適切な処置を心得ておきましょう。
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@まずは手早く患部を冷やすことが重要。熱湯をかぶったような時は、服の上から冷水をかける。可能なら水道を流しっぱなしで水をかけ続けると良い。
A患部に装飾品をつけていると、次第にむくみを帯びてきて後からでは外れなくなることがあるので、先に外しておく。
Bごく小さい面積の軽いやけどでない限り、何も塗らず清潔なタオルなどで被って、速やかに病院へ行く。形成外科のある総合病院が望ましい。
※ 水疱ができていたら、破らないようにします。洋服などがくっついてしまっていたら、無理に剥がしてはいけません。
やけどには様々な民間療法が伝えられていますが、油や味噌を塗ったり、野菜を貼ったりするのは衛生面から好ましくなく、治療の妨げになるので行わないようにしましょう。
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