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感電したとき
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二次災害を避けながら、早急に意識確認、次いで呼吸・脈拍の確認を行う。 |
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人体に電流が流れ、ショックや損傷を受けることを感電といいます。強風や積雪で切断された電線での事故は後を絶ちませんし、家庭内でも電化製品の故障、漏電、濡れた手でコンセントを触るなどの不注意により、感電事故が起こっています。
感電による死亡率は非常に高く、身近に存在する100V程度の電圧でも、場合によっては死に至ることがあると心得ておきましょう。
症状は、痛み、痺れ、やけどなどや、けいれん、呼吸困難、心室細動から心停止に至るまで程度に開きがあり、これは電圧の高さや通電時間の長さにより変わります。
また、体内の電流の経路によっても致命傷となる場合があります。
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@状況により二次災害をも起こしかねないので、救助は安全を完全に確保して行う。電源が切れる状況ならブレーカーを落とすなどして切り、切れない場合はゴム長靴、ゴム手袋を装着して救助を行う。
A意識を確認し、意識がなく呼吸も止まっていれば人工呼吸を、脈が触れなければ心臓マッサージを行う(「水に溺れたとき」を参照)。
Bやけどを負っていることが多いので、適切に処置する(「やけどしたとき」を参照)。電流が身体を通り抜けた時の入り口と出口にやけどを起こします。
C高電圧で感電した時、また電圧が低くても長時間にわたり感電していた時は、意識があっても医療機関へ連れて行く。外からはわからない身体の内部にやけどや損傷を受け、後になって重症化することがあるためです。
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