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ここがポイント!

部屋の換気、加湿を行い、眠れない時は座った姿勢で少しでも睡眠を。


症状と病態 


 咳は誰しもが経験のある一般的な症状です。しかし、激しい咳、長引く咳には原因となる疾病があり、見過ごせば長期化・重症化してしまいかねません。体力も消耗しますし、新たな病気を併発してしまうこともあります。


 いつもと違う咳が続くようなら、風邪がなかなか治らないせいと決め付けずに、診察や検査を受けましょう。


 日を追うごとに咳が激しくなるのは、気管支炎や肺炎、咽頭炎などが考えられます。気管支炎や肺炎ではぜーぜーと痰が絡む咳が、咽頭炎ではケンケンと犬が吠えるような枯れた咳がでます。これらは風邪から引き起こされることが多く、特に夜間に悪化するのが特徴です。


 急に激しく咳き込むのは、気管支喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)による発作であるかもしれません。これらの発作が長引くと、呼吸困難を起こし危険な状態に陥る可能性があります。


 また、気管に異物が入った時や毒性のあるガスを吸入した場合にも、突然激しく咳き込む症状があります。急な激しい咳がなかなか治まらない時は、早めに医療機関で受診しましょう。





応急処置の流れ 


@換気した部屋を温め、加湿器をつけて湿度を50〜60%に保つ。


A横になるとかえって咳がひどくなることが多いので、座って安静にする。積んだ布団などに背中が斜めになるように寄りかかって膝の下に丸めた座布団を入れるか、机の上にクッションや枕を置き背中を丸めてもたれるような姿勢でいると楽になります。


B温かいお茶や白湯で水分を補給する。




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